ボルタレンとロキソニンはどっちが歯痛に効く?

一般的な歯痛の場合、まず炎症を抑え、痛みを一時的に和らげるための痛み止めを服用します。
よく聞くところでは、ノバルティス・ファーマの「ボルタレン」が挙げられます。
錠剤、カプセルの内服薬からテープやクリームといった外用薬まで揃っているメジャーな鎮痛薬で、歯痛に限らず様々な使われ方をしています。
成分は「ジクロフェナクナトリウム」といい、薬局でもボルタレン以外に「ジクロフェナク」名でジェネリック医薬品を扱っていることがあります。
炎症抑制の効果が優れているとされるボルタレンは、筋肉痛や腰痛、腱鞘炎などに広く使用されているクリームなどの外用薬が入手しやすい一方で、内服薬は市販されておらず処方箋が求められます。

一時的な痛みの抑制に使用される薬には、第一三共ヘルスケアの「ロキソニン」もあります。
こちらも即効性があり、一般に市販されている優れた痛み止めです。
成分の「ロキソプロフェンナトリウム」は前述のジクロフェナクナトリウムに次いで作用が強く、歯痛にもよく使われる一品です。

どちらも非ステロイド性抗炎症薬に分類される「ボルタレン」と「ロキソニン」。
その違いを大きく見ると、作用がより強いのが前者とされ、特に歯科医院での術後などに処方されるのは前者です。
即効性はどちらも似たり寄ったり、また持続時間も共に6時間前後とされています。
どちらを選ぶかはその時々ですが、歯科医院からの処方箋があればボルタレン、自ら痛み止めを入手するならロキソニンという具合に入手方法で差が見られます。
また、ボルタレンにだけ存在するのがカプセル剤です。
服用回数に加えて用途にも違いがありますから、処方箋や医師、薬剤師の指示がある場合のみに留めておくことが賢明です。
さらに、国内ではロキソニンがより使われているとされる一方で、海外では圧倒的にボルタレンが有力です。
例えば海外渡航中に痛み止めを出される場合、ロキソニンかボルタレンという選択以前にボルタレンを服用する可能性が高くなるでしょう。
ボルタレンに対して過敏になる必要はありませんが、胃への負担が強いとされていますので、特に胃が弱い場合やボルタレンに反応するなど特殊なケースがある際には、事前に知らせておく必要があるでしょう。

どちらが歯痛に効くかはまさにその時次第。
どちらも頭痛や神経痛、歯痛、関節痛などの痛み止めとして服用しますが、副作用や飲み合わせなどには十分注意し、自己流での安易な判断だけは避けるべきです。